赤坂のイタリアンレストラン「GUSTO(グースト)」(港区赤坂2、TEL 03-3560-1806)が、オープンして3か月を迎える。
料理を手がけるシェフの小松さん(左)とマネージャー兼ソムリエの庄司さん
席数は24席。シェフを務める小松さんはイタリアやスペインで料理の修行を積んだ後に帰国し、2006年に目黒区に店をオープン。開店から10周年を迎える今年9月、赤坂へ移転し再スタートを切った。小松さんは「食材によって甘味や酸味など『おいしい』のベクトルはさまざま。そのおいしさを最大限に引き出す調理法を採用している。提供するほとんどのメニューの食材は、特定の産地のものを使うよう徹底する」と話す。
メニューはコース(全6品=6,264円、全11品=9,504円)をメーンに提供する。コースメニュー表には「新潟 出雲崎産のどぐろ・チョリソー・カリフラワー」や「熟成但馬牛・黒キャベツ・ピーチ」と食材名のみを記載。「次にどんなメニューが運ばれてくるのかを楽しみにお待ちいただける。遊び心のあるメニューも取り入れているため、料理の意外性も楽しんでほしい」と小松さん。「例えばデザートの『メロンソーダ』はグラスにきざんだメロンとミントジェラート、完熟したメロンピューレを入れ、目の前でトニックウォーターを注いで提供する。メニュー名とのギャップに歓声があがることもある」とも。
11月中旬からはアラカルトメニューも新たに用意。「生ハムと柿のサラダ仕立て」(1,620円)、「イタリア産仔牛のコートレッタ」(2,808円)など、その日仕入れた食材を使った前菜、パスタ・リゾット、メーン、デザートを各5種ほど日替わりで提供する。アルコールはイタリアを中心に、スペインや国産のワインを用意し、ソムリエと相談しながら料理に合わせたものを選ぶことができる。
小松さんは「お客さまの7~8割は移店前から愛用いただいている方だが、新天地である赤坂で『イタリアンといえばグースト』と言われるような店を目指したい」と話す。
営業時間は11時30分~14時、18時~21時。日曜・祝日定休。サービス料別途10%。