かまぼこの製造・販売を行う小田原鈴廣(神奈川県小田原市)は赤坂エリアの和食店と協力し、同社のかまぼこを使い、伝統的な板わさや新感覚の板わさを提供するキャンペーン「板わさをたのしむ in 赤坂」を3月9日から実施している。
かまぼこと言えばお節料理の一つとして知られているが、近年通常の食卓に並び、飲食店で提供される機会が減少。そうした背景から同社はかまぼこについてもっとよく知ってもらうこを目的に各飲食店と協力し伝統の板わさ料理や新感覚の板わさ料理を提供するキャンペーンを企画。昔からある伝統食品としてのかまぼこにひと手間かけることで、料理の幅が広がる食材であることを飲食店に提案。賛同する飲食店で独自のメニューを提供してもらうことで、飲食店や家庭でかまぼこを食べるきっかけ作りを行う。
同社では、エリアごとに同キャンペーンを集中的に展開。昨年11月には、恵比寿の飲食店と協力して実施しており、2回目となる今回は赤坂で集中的にキャンペーンを行う。「東京の中でも赤坂は飲食店も集中している地域で人も集まり話題性もあるため、赤坂で実施することにした」と同社広報担当者。
キャンペーン参加店は、「十干 赤坂見附店」「長寿庵 赤坂見附」「明月庵 あかさか田中屋」「山猫亭 赤坂」「酒亭 ふく田」(以上、港区赤坂3)、「室町砂場 赤坂店」(赤坂6)の計6店舗。「室町砂場 赤坂店」では、かまぼこにワサビと生ノリを添えた伝統的スタイルの板わさで「わさびかまぼこ」(600円)を提供。「酒亭 ふく田」ではかまぼこをワサビと「京都千枚漬け」で挟んだ新感覚の板わさ「鈴廣かまぼこの板わさかぶら」(800円)を提供するなど、それぞれの料理長が保存料・合成着色料・化学調味料などを一切使わず、魚肉本来の味を楽しむことができる同社のかまぼこの特徴を生かした独自の板わさメニューを提供する。
キャンペーンは4月10日まで。同社は今後もエリアターゲットを変え、同様のキャンペーンを展開していく方針。