赤経年間PVランキング1位は「とらや」一時休業のニュース 2位は「ジロリアン」

行灯をビル全体のモチーフとして誕生した虎屋ビル

行灯をビル全体のモチーフとして誕生した虎屋ビル

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 赤坂経済新聞の2015年PV(ページビュー)ランキング1位に輝いたのは、赤坂のしにせ和菓子店のとらやがビルの建て替えに伴い一時休業したことを報じた記事だった。ランキングは今年1月1日から12月27日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。

「とらや」本店入り口ののれんを下げる様子

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 室町時代後期に京都で創業した同店。1869(明治2)年、東京遷都に伴い東京店を出店以後、1879(明治12)年に元赤坂1丁目に店を構えたが、東京オリンピック開催に伴う道路拡張のため、1964(昭和39)年に赤坂4丁目へ本社ビルを移した。同店は喫茶を併設した「赤坂本店」として51年にわたり営業してきたが、10月7日、ビル建て替えのため一時休業。赤坂のしにせ和菓子店として親しまれていたため、最終営業日には閉店間際まで多くの客が詰めかけた。

 上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。

1. 「とらや」赤坂本店、建て替えに伴い一時閉店 営業再開は2018年(10/7)

2. 赤坂にラーメン店「ジロリアン」 ターゲットは「ラーメン二郎好き」(8/3)

3. 赤坂に「相席屋R30」-初の30歳以上限定に「待ってました」の声も(2/16)

4. ニューオータニで「世界のサンタクロースと朝ごはん」 プールで一緒に泳ぐことも(8/26)

5. 赤坂Bizタワー「マキシム・ド・パリ」系列3店舗が閉店(1/17)

6. 赤坂「とらや」が最終営業日 閉店時は拍手なりやまず(10/7)

7. 迎賓館赤坂離宮の参観募集始まる 昨年は当選倍率3.51倍(5/8)

8. 乃木坂駅に乃木坂46 中田花奈さんの誕生日祝う広告 クオリティー高いと話題に(8/5)

9. 赤坂サカスに「SMAP SHOP」 11時の開店時には100人以上が並ぶ(12/10)

10.赤坂に深夜まで営業するすし店「ツマミグイ」 あきんどスシローが新業態で運営(6/23)

 2位にランクインしたのは、赤坂3丁目にラーメン店「ジロリアン」がオープンしたことを報じた記事だった。全国チェーン「ラーメン二郎」好きが集い開いたという同店。ボリュームのある具材が特徴で、麺は、有名ラーメン店も利用する「浅草開化楼」から仕入れた「オーション麺」を使う。

 3位は、赤坂Bizタワー前にオープンした「相席屋R30」の記事。客同士が相席し、初めて会う人と飲食や会話を楽しめるのが特徴。同店では来店客に年齢制限を設け、30歳以上の客のみが利用できるシステムをとる。相席屋は東京都内をはじめ全国で店舗を展開しているが、利用客を30歳以上に限定したのは同店が初めてだったため、他店を利用していた客からは「待ってました」の声が上がったという。

 そのほか、ホテルニューオータニや迎賓館など、赤坂のシンボルともなっているスポットにまつわる記事も読者の関心を引いた。ビジネスマンや地元住民をはじめ、日々多くの人が行き交う赤坂エリア。赤坂経済新聞では、これからも赤坂の街の変化をさまざまな角度から追いかけていく。

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