赤坂の古伊万里ギャラリー「工芸花のや」(港区赤坂4、TEL 03-3583-2211)が6月で5周年を迎える。
2010年6月25日にオープンした同店。17世紀から明治時代にかけてつくられた古伊万里と、陶芸家の柳瀬和之さんが手掛ける茶懐石の器などの販売を行う。店内には、なます鉢や小皿、蓋茶碗などが並ぶ。江戸時代より続く伝統の製法による水飴を原料に含んだ、添加物を含まない「絹あめ」の販売も行う。
店主を務めるのは、長年百貨店の工芸ギャラリーに勤務していたという加治まち子さん。「昔に比べ、都内で伝統工芸品を扱うお店は少なくなったが、当店には20代の方から年配の方まで、幅広い年齢層の方が足を運んでいただいている」と話す。「扱うものはすべて人の手で作られている。ひとつひとつの違いを楽しんでほしい。毎日使うものだから暮らしが豊かになる」とも。
営業時間は、10時30分~19時。土曜、日曜・祝日定休。