赤坂小学校(港区赤坂8)で8月22日、避難所での宿泊体験と音楽ライブを掛け合わせたイベント「アカリトライブキャンプ」が開催された。
ラッパーGAKU-MCさんが毎年全国各地で開催している「アカリトライブ」の一環として行われた同イベント。ステージ上にキャンドルをともし、その中でライブを行い、参加者はキャンドルホルダーに被災地へのメッセージを書き込むことができ、イベント最終地の福島公演で会場の参加者へ届けられる。
同イベントは、2011年3月に起きた東日本大震災の影響を受け同年11月に初開催。4年目を迎えた今年は、六本木ヒルズカフェや大阪NU茶屋町など全国8カ所で開催され、9月13日に行われる福島桜の聖母短期大学で終了する。
同校で行われた今回のイベントは、GAKU-MCさんのライブに加え、防災にちなんだイベントがメーンとなった。参加者は同会場に宿泊し、震災体験者のトークショー、防災パネルディスカッション、炊き出し大会や防災訓練など震災に遭ったと想定して避難所生活を体験した。
GAKU-MCさんは「いろいろな世代の人たちが集まって防災について考えたり、一緒に音楽を楽しめるような空間を提供したかった。それを実際の避難所になるであろう小学校で防災訓練というニュアンスを込めたイベント開催を考えていた」と話す。
同実行委員会は、インターネットサービス「J-CROWD MUSIC」で被災地への募金活動を行っており、募金すると被災地へのメッセージを残すことができる。集められたメッセージはGAKU-MCさんがキャンドルホルダーに代筆して福島のイベント参加者に届ける。