赤坂に海鮮料理店「月々」(港区赤坂4、TEL03-6277-7078)がオープンして1カ月が過ぎた。席数は座敷とテーブル席を合わせて40席。
その日に一番食べ頃の魚介類を全国から仕入れて提供する同店。海は月の満ち欠けで変化することから「月をイメージして月々(日によって)変わっていくメニューを提供したい」と考えて名付けたという。「今朝、海で揚がったものは新鮮だが必ずしも食べ頃とは限らない。ものによっては日を置いて食べたほうがおいしいものもあるので、それを見極めて提供する」と店主の高田佳岳さん。
高田さんは東京水産大学で魚類学を専攻。その後、広告代理店に8年間勤務したが「幼少期に伊豆・下田の海で遊びで捕った魚をどうやっておいしく食べるか考えて過ごしていたということが原体験としてあり、その延長線上に今がある」と話す。
メニューは、肝などを取り除かずに生きたままの「踊りホタテ」(525円)、「刺し身盛り合わせ」(945円)などを木の板の皿で提供するほか、蔵元から直接仕入れる焼酎や日本酒、「ハナビール」などそろえる。
「今後は、満月や新月の日をサービスデーにするなどコンセプトに沿ったイベントも考えている。赤坂で一番新鮮でおいしい魚の店にしていきたい」と意気込む。
営業時間は18時~24時。土曜・日曜・祝日定休。