国立劇場(千代田区隼町4)のマスコットキャラクター「くろごちゃん」が「ゆるキャラグランプリ2013」にエントリーしている。
舞台の裏方「黒衣」見習いにも関わらず劇中に登場する「くろごちゃん」
同劇場のマスコットキャラクター「くろごちゃん」の本名は「国立くろ五郎で、おにぎりと助六ずしが好物の男の子。同劇場の創立記念日に当たる7月1日、奈落にあった謎の巣の中の7つの卵の一つから生まれた不思議な生き物で、黒衣(くろご)の仕事に憧れて、客の出迎えや芝居にも登場するなど幅広く活躍している。
過去に「くまモン」「バリィさん」などの人気キャラクターを輩出している同大会。今回は「くろごちゃん」の活動を通し、同劇場をより多くの人に知ってもらうためにエントリーした。総エントリー数は1585キャラクターで、10月7日の時点では305位。
「皆さん、投票ありがとう。普段は国立劇場や歌舞伎、文楽公演をもっともっと盛り上げていくために頑張っています。逆に、ゆるキャラグランプリでは皆さんの応援に励まされています」と、くろごちゃん。「100位台に入ったら見習いから昇格させてもらえないかな?」とも。
「最近、『くろごちゃん』の存在がお客さまの間で浸透してきており、ゆるキャラグランプリにエントリーしてからは、より実感している。特に、10月公演が始まってからは、ポイントがすごく伸びているので、お客さまの応援が心強い」と同劇場担当者。「今までは劇場にお越しになるお客さまに支えられてきたが、これからは逆にくろごちゃんを通して、敷居が高いと思われがちな当劇場や伝統芸能に興味を持っていただける方を増やしていければ」とも。
投票には登録が必要で、1メールアドレスにつき1日1回投票でき、一般投票は11月8日まで。10月8日からグランプリ発表の11月24日までランキングは非表示となっている。くろごちゃんは今月17日と24日、同劇場に登場する予定。