赤坂の書店の看板犬がポストカードに-収益の一部を日本補助犬協会へ寄付

看板犬「ひな」と寄付を呼びかけるポストカード

看板犬「ひな」と寄付を呼びかけるポストカード

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 赤坂の一ツ木通りの老舗書店「金松堂」(港区赤坂5、TEL 03-3585-0031)が販売している同店看板犬「ひな」のポストカードが利用客らから人気を集めている。

愛犬の「ひな」と「金松堂」店主の西家さん

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 1911(明治44)年創業の同店。当初は赤坂で働く芸者のブロマイド販売店として開店したが、80年ほど前に書店に業態変更。以来、地元密着型の書店として営業を続けている。

 シェットランド・シープドッグの「ひな」が同店の看板犬となったのは10年前の3月3日。ひな祭りに家族の一員となったことから名付けられた。エサの時間以外はほぼいつも店内で過ごしているため、訪れた客からも親しまれるようになった。

 「ひなは夜も一緒に寝ていられるほどおとなしい性格。初めて会うお客さまでも人懐っこく接している」と店主の西家嗣雄さん。

 同店が「ひな」のポストカードの販売を始めたのは2007年。価格は1枚80円で、盲導犬や介助犬の活動を支援する日本補助犬協会への寄付金を募るためだったという。

 現在はポストカードの収益の一部を寄付しているほか、店内には同協会への募金箱も設置。「ひなを飼い始めたころから、何らかの形で犬を助ける手伝いができればと思っていた。ひな自身も、ドナー犬として地元の動物病院に血液を提供している」と西家さん。「当店を通じ、犬の支援に関心を持つ方を増やしていければ」とも。

 営業時間は、10時~22時(土曜は20時まで)。日曜・祝日定休。

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