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B級グルメ王・柳生九兵衛の「赤坂うまいもんめぐり・ぐるグルメ!」《第16回「金舌」》

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●「金舌」
(港区赤坂3、TEL03-3568-2129)


 常時約250本の牛たんをキープしているというこの店の看板メニューは、店名にもなっている「金舌」という牛たん料理。

牛の舌を干して30日間熟成させるドライエージングという方法によって、余分な水分が飛び、旨味や風味はグーンとアップ。周りの部分は削ぎ落としてしまうため、あの大きな牛1頭の1本の舌から、わずか200gほどしか取れないという非常に希少な、まさに“黄金の舌”。

 牛たんの根元の最高な部分のみを厳選して炭火で串焼き。舌1本から、わずか3本の串しか作れない「金舌」(2,800円、写真左)。濃厚な脂の旨味と熟成された味と香り、そして柔らかなその食感を、贅沢に味わってみてください。

「金舌」を作る際に取れる牛たんのすじ部分などをぐつぐつと炊くと、旨味が詰まった非常に良いだしが取れるとか。この大量の牛たんすじで作ったスープで煮込んでカレーを作るというのだから、これがうまくない訳がない!

玉ねぎは半日かけてじっくり炒めて飴色に。さらにそこに野菜も加えて6時間。牛たんスープや具材にもなる牛たんやスパイス類も合わせてカレーの完成です。

 「牛たんカレーライス」は、お昼には1,000円で提供。野菜の甘味や旨味、そしてもちろん、牛たんスープの旨味がいっぱいの絶品カレー。フライドオニオンをアクセントに、ごろごろと入った牛たんもうれしい限りです。

さらにガッツリ食べたい方には、自家製の特大メンチカツがのった「特大メンチカツと牛たんカレーライス」(1,200円、写真上)がおすすめです。料理長さんいわく「卓上にある京都の“白七味”をかけると、マイルドなカレーが引き締まり、うまさがさらに引き立ちますよ」とのこと。こちらも試してみてくださいね。

 「認定生食用食肉取扱者等施設」となり、都内で初期に生食用牛肉の販売を再開したこの店では、極上のユッケがもうひとつの看板メニュー。ロースの中でも最上級な「ざぶとん」と呼ばれる部位に濃厚な名古屋コーチンの卵黄をのせた「和牛ざぶとんの王様ユッケ」(2,200円、写真左)は、この店ならではの味わいです。

その他、お昼に気軽に食べるのなら、かつおだしとお酒でさっぱり仕上げた「昼の塩牛丼」(900円、写真左下)もおすすめ。「さがりの炭火焼定食」(1,500円、写真右下)も、ぜひぜひ食べていただきたい逸品。牛たんはもちろん、牛のさまざまな部位をさまざまな料理法で思う存分堪能させてくれるお店です。










「金舌」
港区赤坂3-11-7ソシアル赤坂ビル1F
03-3568-2129
11:30~14:30(L.O.14:00)※月~金曜/17:30~23:30(L.O.22:30)
日曜定休

【関連リンク】

◇B級グルメ王・柳生九兵衛の「赤坂うまいもんめぐり・ぐるグルメ!」《第11回》「とんかつ 赤坂水野」(赤坂経済新聞)
http://akasaka.keizai.biz/column/39/

◇B級グルメ王・柳生九兵衛の「赤坂うまいもんめぐり・ぐるグルメ!」《第12回》「まんぷくカリー24赤坂見附店」(赤坂経済新聞)
http://akasaka.keizai.biz/column/40/

◇B級グルメ王・柳生九兵衛の「赤坂うまいもんめぐり・ぐるグルメ!」《第13回》「HUNDRED」(赤坂経済新聞)
http://akasaka.keizai.biz/column/41/

◇B級グルメ王・柳生九兵衛の「赤坂うまいもんめぐり・ぐるグルメ!」《第14回》「ダイニングバーSONIA」(赤坂経済新聞)
http://akasaka.keizai.biz/column/42/

◇B級グルメ王・柳生九兵衛の「赤坂うまいもんめぐり・ぐるグルメ!」《第15回》「CoCo壱番屋 港区赤坂店」(赤坂経済新聞)
http://akasaka.keizai.biz/column/43/

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