カナダ大使館内の高円宮記念ギャラリー(港区赤坂7)で10月13日から、カナダの子どもたちが被災した東北の子供たちに送ったメッセージ付きキルトを紹介する「がんばれ東北! カナダと日本、キッズ・メッセージ・キルト展」が行われる。
カナダの子供たちから送られたメッセージに、東北の子供たちが感謝の気持ちを書き込んだ
同展で紹介するキルトは、3歳~17歳までのカナダ人の子どもたちが、東日本大震災により被災した東北の子どもたちに向けたメッセージを巨大な2枚のキルト(幅8メートルと9メートル)に仕立てたもの。震災直後、バンクーバー在住の日系カナダ人映画監督のリンダ・オオハマさんの発案により始まった。2カ月の間でカナダ各地から花やアニメのキャラクターなどが描かれた700枚 に及ぶ布が寄せられ、バンクーバーのボランティアがこれを縫い上げた。
キルトはカナダの建国記念日である7月1日に宮城県名取市の閖上中学校で公開された後、東北各地を巡回。各地の子どもたちはキルトの上に、言葉や絵でカナダの子どもたちに対する感謝の気持ちを書き込んだ。同展ではキルトのほか、東北の子どもたちがメッセージを書いている様子を収めた写真も展示する。大使館での公開終了後は、国内各地を回り、カナダでも公開予定。
開催時間は10時~17時30分(水曜は20時まで)。土曜・日曜・祝日休館。12月13日まで。