日枝神社（千代田区永田町2）で7月19日、「緑陰朝詣りとラジオ体操の集い」が行われ、初日の「開会奉告祭」に約50人が参加した。

　同神社のラジオ体操は通常のラジオ体操とは少し違い、ラジオ体操後に社殿に入り神主によるお祓いを受けるという神社ならではの形式で行われ、今年で54回目を迎える。

　当日は「開会奉告祭」が行われ、ラジオ体操後に修祓（しゅうばつ）、斎主一拝、献饌（けんせん）、祝詞奏上、国家斉唱、誓いの詞、玉串拝礼、撤饌（てっせん）斎主一拝、斎主からの挨拶、来賓の挨拶が行われ、最後に同神社の巫女さん手作りの童謡やお参りの仕方が書かれたスタンプ帳にスタンプを押した。

　開会奉告祭で参加者代表として玉串拝礼の大役を務めた小学6年生の山岸瑞季ちゃんは、「普段は朝が遅いので、今日は頑張って早起きした」と話した。一緒に参加したお母さんは「娘は小学2年生から毎年参加している。3年生～5年生の3年間は皆勤賞だった。今年も皆勤賞を取ってほしい」と瑞季ちゃんを応援する。

　ラジオ体操暦33年になる82歳の女性は、「健康のためにラジオ体操を始めた。日枝神社のラジオ体操には、ここ5～6年参加しており、自分なりの体の動かし方を考えて体操している」とも。

　「このラジオ体操会は、神社の地域交流の一つとして永田町や赤坂などの周辺住民の参加者が多い。職員はラジオ体操のために研修を受け真剣に取り組んでいる。今年も多くの方々の参加、お参りをお待ちしている」と同神社。

　8月25日の閉会奉告祭では表彰式が行われ、皆勤賞の参加者には賞状と記念品が授与される。

　開始時間は毎朝6時30分。雨の日も境内で休みなく実施。8月31日まで。