赤坂まちづくり代表会議(港区赤坂4)は5月16日から、赤坂の飲食店や企業らが参加する食の復興支援活動「きぼう食堂」を開催している。
商店街を中心とした100店以上の飲食店や赤坂に本社を置く企業が連携し、街が一体となった被災地復興支援に取り組む同企画では、「被災地の食材(料理・飲料)を使用したメニューの提供」「旧グランドプリンスホテル赤坂への避難者を始めとした被災者への特典・割引・雇用機会の創出」「期間中の売上の一部を被災地への義捐金として送付」などの活動を行う。
赤坂のある港区は、東日本大震災被災地の福島県いわき市と災害時相互支援協定を締結しており、旧グランドプリンスホテル赤坂に避難者を受け入れるなどの支援活動を行なってきた。「このような状況のなかで、商店街の8割を飲食店が占める赤坂ならではの支援活動になれば」(同会議)。
「きぼう食堂」参加店は、東北の木材を使い宮城県で制作された「きぼう食堂」オリジナルの木札を店頭に掲げ、震災の影響や風評被害に苦しむ被災地の食材を使用したメニューの提供や被災地の地酒を割引にするなどの支援活動を行なう。また、ツイッターのアカウント「@akasakakizuna」 からもフェアにまつわる情報を発信していく。
なお、各店舗で集まった義援金は、JNN・JRN共同災害募金事務局から日本赤十字社に届けられる。
開催期間は28日まで。