明治記念館(港区元赤坂2)で9月30日、和テイストのカジュアルブランド「ドゥ・ジャスティス」のファッションショーが行われた。
日本の伝統美とネーティブアメリカンのマインドをデニムファッションで表現する同ブランド。「日本が誇る着物を日本の美として世界中に配信したい」という理念の下、和テイストのアイテムを展開している。
「温故知新」をテーマに開催された今回は、畳メーカーとコラボレーションした。モデルは、畳が敷き詰められたランウェーをウオーキング。「『温故知新』という言葉が大好き。古いものから生まれる新しいアイテムを追及してできあがった。音楽も三味線を使うなど、和にこだわってできた」と同ブランド代表の矢作千鶴子さん。ショーでは、デニム着物や着物ウールコートなど計8アイテムを披露した。
参加したモデルは総勢13人。水原ゆきさん(22)は「和というと和服のイメージのみだったが、和柄を上手く使って斬新な発想をしているブランドだと思う。年齢を問わず着られるのがうれしい」と話し、柴小聖さん(22)は「畳の上を裸足でウオーキングしたのは初めて。海外の方に評価をいただける試みでは」と振り返った。
「今後もグローバルな展開を予定している。畳さえあれば、どんな場所でも今日のようなショーを開催できる。砂漠の上でファッションショーも開きたい」と矢作さん。