TBS(港区赤坂5)は9月23日、コント日本一を決める「キングオブコント2010」決勝戦の生放送を行い、人力舎のコンビ・キングオブコメディが優勝した。
初代キングはバッファロー吾郎、続く昨年は東京03が王座に君臨したキングオブコント。今回のエントリー数は昨年より425組増の総勢3009組。そのうちファイナルに残ったのは、キングオブコメディ、ピース(又吉直樹さん、綾部祐二さん)、TKO(木本武宏さん、木下隆行さん)、ジャルジャル(後藤淳平さん、福徳秀介さん)、ラバーガール(飛永翼さん、大水洋介さん)、しずる(池田一真さん、村上純さん)、ロッチ(コカドケンタロウさん、中岡創一さん)、エレキコミック(やついいちろうさん、今立進さん)の8組(最終得点順)。
決勝戦では各コンビが2回ネタを披露し、準決勝に進出した100組のセミファイナリストたちが採点。優勝したキングオブコメディには、賞金1000万円と副賞のオロナミンC1年分が贈られた。
キングオブコメディは1stステージで「子ども誘拐」のネタを披露し、高得点の908点を獲得。続く2ndステージでは、MCの松本人志さん(ダウンタウン)も「(会場が)ウケてたね!」と絶賛したピースが「男爵と化け物」のネタで今回最高得点の942点をマークし、5位から総合1769点で一気にトップへ。その後、最後に登場したキングオブコメディが「自動車教習所」のネタで巻き返し、総合1836点で1位の座を勝ち取った。
放送終了後の記者会見で今野さんは、「これが優勝か」と大勢の記者を前に圧倒されながらも、「どうも~! キングオブコントのキングオブコメディです!」と余裕の表情。本番中ずっと緊張していたという高橋さんは「ほかのコンビの点数が出るたび、控え室のモニターを怖くて見れなかった」と振り返った。賞金1000万円の使い道に関しては、「事務所が何割か持っていっちゃうらしいんですが、車が欲しい。でも、近所の駐車場がいっぱいで」と今野さん。高橋さんは「親父の借金返済!」と答え、会場をわかせた。
キングオブコメディは9月27日にDVD発売記念イベントを渋谷タワーレコード(渋谷区)で行う。