街の清掃を行う「greenbird(グリーンバード)」の赤坂チーム(港区赤坂5)が7月13日で2周年を迎えた。
「きれいな街は、人の心もきれいにする」をコンセプトに誕生したグリーンバードは、原宿表参道から始まり、現在では国内外合わせて30地域のチームが存在する。5月30日の「ごみゼロの日」には全チームが一斉に清掃を行うなど活動を行っている。
赤坂チームは赤坂通り、一ツ木通り、みすじ通りを中心に赤坂の街そうじを実施。TBSのイベント出演や氷川神社の祭りにも参加するなど、地域に密着した活動を行ってきた。博報堂に勤務しリーダーを務める横尾俊成さんは、「赤坂の街の人とかかわっていきたいという思いから、後輩とともに活動を始めた。商店街や企業、地域住民の方が皆で一緒に活動することを喜んでもらっている。仲間の輪が広がるのもうれしい」と話す。
当初は博報堂やTBSの社員など数人で始めたものの、今では毎回30人ほどが参加。多い時では60人以上が参加するようになったという。「朝掃除の前日は起きるのが辛く憂うつに思うこともあるが、いざ活動すれば『今日も良かったな』と気分が晴れる。3年目に突入するので、このネットワークを生かして活動の場を広げていければ」と横尾さん。
2周年を迎えた13日も約30人が参加。スターバックスコーヒーに務めるメンバーからはアイスコーヒーの差し入れもあった。2回目の参加となる佐藤由香里さん(21)は「友達からの紹介で夜の掃除に参加したのがきっかけ。赤坂は大学がある高田馬場と比べて、街全体がきれいな印象」と話す。
「博報堂ではCSRの活動の一つにもなり認知度も高まってきた。まだまだ赤坂にはたくさんの企業があるので参加してもらい一緒に街づくりをしていければ」と横尾さん。
活動は毎月第2・4火曜日の8時30分から。雨天・祝日は中止。