赤坂のサントリーホール(港区赤坂1)で7月17日、夏休みオルガン企画「それいけ!オルガン探検隊」が開催される。同ホール主催。
2000年から始まった同イベントは今回で10回目。パイプオルガンに親しんでもらうための「オルガンレクチャーコンサート」や昼休みに無料で開催している「オルガンプロムナードコンサート」に加え、子ども向けにと企画された。
サントリー大ホールのパイプオルガンは、オーストリアの名門であるリーガー社製のもの。パイプ総数5,898本、音色を使い分けるストップ数74と、世界最大規模の大きさを誇る。
「話を聞くだけの内容ではつまらないので、ウオークラリー方式で楽しんでいただこうと思っている。メカニックな楽器であるオルガンの魅力を知ってもらえれば」とサントリーホール・企画制作部の河野彰子さん。例年家族連れの参加が多いが、大人同士の参加も目立つという。
当日は、一般公募から命名されたマスコットキャラクター「もぐらん隊長」からの指令をクリアし、オルガン探検帳を完成させていく体験型の企画を用意。そのほか「オルガン『なるほど!』物語」と題し、オルガンの歴史や仕組みや音色などについても学ぶ。オルガニスト勝山雅世さんによるオルガン演奏では、C.バルバートル「マルセイエーズのマーチ」とモーツァルト=リスト「アヴェ・ヴェルム・コルプス」などを予定する。
開催時間は1回目=13時~14時30分、2回目=15時30分~17時。入場料1,000円。1回につき定員300人。