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紀尾井町「麺処NAKAJIMA」が新メニュー うどんに北九州発の技法採用

「極みうどん」

「極みうどん」

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 ホテルニューオータニ(千代田区紀尾井町)のそば・うどん店「麺処 NAKAJIMA」が現在、福岡・北九州発のうどん流派「津田屋流 豊前裏打会(ぶぜんうらうちかい)」の技法を取り入れたメニューを提供している。

「掻き揚げ三種と掛けうどん」

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 ホテルの料理を監修・指揮する総料理長の中島眞介さんがプロデュースする麺処として2010(平成22)年にオープンした同店。中島さんが全国を訪ねて選んだ食材を使うのが特徴。鹿児島県枕崎から取り寄せるかつお節を使っただしを合わせた手打ちそばや、京都から取り寄せる水で取っただしと、独自に開発した縮れ麺を組み合わせたうどんなどを提供する。

 今回は、同ホテルの日本料理店「KATO'S DINING & BAR/千羽鶴」料理長の安西雄太さんが「津田屋流 豊前裏打会」で麺作りの技法を学び、習得した技術をホテルの味づくりに落とし込んだ。同会は北九州市に拠点を置く職人集団で、生地を寝かせてから細麺に切り出し、熟成させる工程を踏むことで、「のど越しの良さを強調した麺に仕上げている」という。

 メニューは、ラウスコンブとサバ・イワシのだしに、クラシック音楽を流して熟成させる「クラシック節」を使ったジュレを合わせ、キャビアを添えた「極みうどん」(5,800円)のほか、「掻(か)き揚げ三種と掛けうどん」(3,400円)や「黒毛和牛の肉うどん」(5,100円)、冷たいうどん「納豆ざるうどん」(1,800円)などを提供する。

 同ホテル広報の濱川未来さんは「『津田屋流 豊前裏打会』とホテルニューオータニの技が融合した新たな麺料理で、流派の伝統を大切にしつつ、『やわふわ』で知られる九州うどんとは異なる食感の新感覚うどんに仕上がっている。うどん好きはもちろん、普段ホテルを利用しない人にも、この機会に気軽に体験していただきたい」と話す。

 営業時間は、11時30分~14時、17時~21時。

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