
のり弁専門店「海苔(のり)弁当 茜華(せんか)」(港区赤坂6、TEL 070-5366-9722)が9月2日、赤坂にオープンした。
「藁燻(わらいぶし)銀鮭(ジャケ)海苔弁当」(提供=「海苔弁当 茜華」)
赤坂通り沿いにオープンした同店。ミシュラン1つ星を獲得した赤坂の日本料理店「茜(あかね)坂大沼」店主の大沼光治さんが手がける店として営業する。
店舗面積は約7坪。店内の内装は白木のカウンターを設け、和食店のような雰囲気に仕上げた。将来はイートインもできるようとの思いから、ゆったりとした造りにしたという。
大沼さんは「2020年2月に『茜坂大沼』をオープンした。コロナ禍にオープしたので、予約制のテイクアウトメニューとしてのり弁を中心に提供していた。店が忙しく弁当を続けるのが難しくなってしまったが、その後も弁当が食べたいというお客さまからの要望もあったため、のり弁専門店としてオープンすることにした」と話す。
ラインアップは3種類で、全て自家製の9種類の具材を盛り込む。「藁燻(わらいぶし)銀鮭(ジャケ)海苔弁当」(2,200円)は「銀鮭の藁燻し塩焼き」、「藁燻鯖(サバ)海苔弁当」(2,300円)は「鯖の藁燻し塩焼き」、「銀ダラ西京漬け海苔弁当」(2,500円)は西京みそに2日間漬け込んだ「銀ダラ西京焼き」を、それぞれメインに置く。
3種類とも「ふわふわ出汁(だし)巻き玉子」、甘さが出るまで4~6時間かけて蒸したサツマイモを使った「じっくり蒸したさつま芋天ぷら」、白アマダイやキンメダイなど旬の魚を使った「白身魚の甘辛煮」、「鶏の山椒(サンショウ)照り焼き」「肉詰め椎茸(シイタケ)天ぷら」「出汁で炊いた牛蒡(ゴボウ)天ぷら」「アオリ烏賊(イカ)の真蒸(しんじょう)」「小松菜の浅漬け」を盛り込む。ご飯は山形県の「つや姫」を羽釜で炊き、のりは有明産のものを使う。
弁当は、ネット予約と店頭で注文を受け付ける。大沼さんは「店頭での注文はオーダーが入ってから奥の厨房で作るため約5分~10分程度の時間がかかるが、ネット予約は前もって予約してもらえると希望の時間に受け取ることができるので、用途に合わせて使い分けてほしい」と話す。
「日本料理店が手がける店なので、素材だけでなく、だしの取り方から米の炊き方まで、全てにこだわっている。『こだわりののり弁』なので、ぜひ手土産や会議、自分へのごほうびとして使ってほしい」とも。
営業時間は、11時~15時、16時~18時。日曜・祝日定休。店頭はキャッシュレスのみ対応。