
赤坂の日枝神社(千代田区永田町2、TEL 03-3581-2471)で現在、11月15日の七五三を前に「七五三詣」が行われている。
例年多くの七五三を祝う参拝者でにぎわいを見せる同神社。1979(昭和54)年から、大きな碁盤に乗る「碁盤の儀」を行っている。境内に設置された巨大な碁盤の上に乗ることで自立心が養われ、運を開くとされていることから、毎年七五三に合わせて境内に設置。今年は9月1日に1台を設置。今後は参拝者の多い時期に合わせて2台、3台と増やす予定だという。
同神社広報担当の内田博之さんは「今年からの取り組みとして、日差しの強い日は内庭ではなく、雨の日同様に神門の下に置くようにしている。当分の間は気温を見ながら移すなど、日によって(場所を)決めていく」と話す。
七五三の祈とうを受けた子どもには参拝の記念に、同神社オリジナルのパッケージに入った「オリジナルリカちゃん人形」「ウルトラマン人形」「日枝神社バス」から1点と、千歳あめ、メダル型お守り、「七五三オリジナルまさる守」などの撤下品を授与する。
七五三の期間中、同神社社務所3階の「山王閣」で、予約制の着物レンタルや着付け、写真撮影なども行う。参集殿1階の「山王茶寮」では、予約制の子ども向け「お子さまプレート」(3,500円)や「お子さまランチ」(5,000円)を用意するほか、大人向けには9月下旬からローストビーフやタイのサラダなどを盛り込んだ期間限定の「千歳御膳」も提供する。
内田さんは「今年もお子さまが主役になる時期となった。境内で着物を着たかわいらしいお子さまの姿を見ているだけで幸せな気持ちになる。今年は『山王茶寮』で食事も取ることができるようになったので、お参りの後は家族そろって楽しいひとときを過ごしてほしい」と話す。
七五三詣の受け付けは9時~16時。初穂料は1万円~。碁盤の設置は12月20日まで。「山王茶寮」の営業時間は11時~17時(「千歳御膳」の提供は12月15日まで)。