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サントリーホールで大人向け「オルガン・フェスティバル」 初開催へ

サントリーホール大ホールのパイプオルガン© Suntory Hall

サントリーホール大ホールのパイプオルガン© Suntory Hall

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 「サントリーホール オルガン・フェスティバル 2025」が8月11日、サントリーホール(港区赤坂1、TEL 0570-55-0017)で開催される。

オルガニストの勝山雅世さん

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 初開催となる同企画。同ホール広報担当の伊藤雅美さんは「昨年までは、オルガンを一日中楽しめる企画『オルガンZANMAI!』を夏休みに行っていたが、今年から子どもを対象にした企画を『こどもオルガン研究所』として別日程で独立させた。今回の企画は一般の大人向けの多彩な5つの企画から成るフェスティバルに拡充し、より多くの方にオルガンの魅力を知ってもらうことを目的に開く」と話す。

 同ホールのパイプオルガンはオーストリアの名門リーガー社製のもので、パイプの総数は5898本、音色を使い分けるストップ数は74と世界最大規模を誇る。

 大ホールでは3つのプログラムを予定。12時からは「オルガンで奏でる名曲たち~英国音楽作品集」(3,500円~)を開催。オルガンと金管・打楽器アンサンブル、合唱などから成るコンサートで、曲は同公演オルガニストの勝山雅世さんが編曲したイギリス国歌「国王陛下万歳」、トッドの「コール・オブ・ウィスダム」など7曲を予定する。

 15時30分からは、「ヴァンサン・デュボワ オルガン・リサイタル 名工カヴァイエ=コルがもたらしたフランスオルガン作品の軌跡」(3,500円~)で、ヴィドールの「オルガン交響曲第5番 ヘ短調 作品42-1より第1楽章」など7曲を予定する。

 18時30分からは、俳優の城田優さんが監修する「オルガン・ステージリーディング『モーツァルト!』」(5,500円~)。ミュージカル「モーツァルト!」を題材にモーツァルトと妻のコンスタンツェの人生を朗読とオルガン演奏で表現。曲は「星から降る金」など。演奏はオルガニストの石川=マンジョル優歌さん、朗読は城田さんと俳優の木下晴香さんが務める。

 小ホール「ブルーローズ」では2公演を予定。14時からトークイベント「オルガン・ビルダーの世界」(1,000円)を、20時から「松井秀太郎カルテット ~ハモンド・オルガンの魅力―ポジティフオルガンの新境地」(5,000円~)を、それぞれ開催する。

 伊藤さんは「まるで万博のように各国の作品を楽しむことができる。酷暑のお出かけに、涼しい館内でオルガンの荘厳な響きに身を委ねてほしい」と来館を呼びかける。

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