赤坂サカス(港区赤坂5)で12月22日、ウォームシェア・タウン赤坂キックオフイベント「赤坂でいっしょにあったまろう」が開催された。
ウォームシェア・タウン赤坂とは、オフィス内の暖房温度を20℃で設定したり、マフラーを巻いたりすることなどからCO2削減の実践に取り組み、赤坂の街から全国各地に発信する温暖化対策。
同イベントでは、「ウォームシェア・タウン赤坂あったか大使」の就任式も行われ、フリーキャスターで気象予報士の根本美緒さんが出席。大谷環境大臣政務官より、根本さんへ特製のマフラーが授与された。「洋服を重ね着したり、あったかい話をしたりすることで、身近な場所から温暖化防止ができることを知ってもらえればうれしい」と大谷さん。根本さんは、その日の天気によって温かくなる方法を披露。晴れの日は、日中はカーテンを開け、日が沈む前にカーテンを閉めること。曇りの日は、首、手首、足首の3つの首を温めること。雨の日は、長靴を履いて出掛けること。雪の日は、ゆず風呂に浸かることをアドバイスした。「みんなが別の部屋を使うのではなく、一つの部屋に集まれば暖房代の節約につながり、団らんの時間も持つことができる」と根本さん。その後は、東京シンクロナイズドスケーティングクラブによるシンクロナイズド・スケートショーも披露された。
イベント終了後には、日常生活の中で実践できると思う取り組みを選んでチェックする「チャレンジ宣言」の参加者に、根本さんからゆず茶と手袋、チョコレートがプレゼントされた。参加した小林留美子さん(56歳)は「チェックしてみたら、けっこう身近なことから実践できることがわかった」、一緒に訪れていた小林智恵子さん(50歳)も「具体的に何をすれば、どれくらいのCO2削減になるのかを知ることができた。家族にも教えてあげたい」と話した。