溜池山王の上方ずし「有職(ゆうしょく)」(港区赤坂2、TEL 03-3560-7577)が現在、配送向けの恵方巻きを予約販売している。
1933(昭和8)年に創業した同店。「茶巾ずし」「ちまきずし」などに代表される「上方ずし」を提供し、皇室主催の園遊会にも提供していることで知られる。
期間限定で販売する「『冷凍』恵方巻(2本入り)」(4,536円)は、節分の当日に購入することが難しい人や遠方の人にも食べてほしいと考案したもの。社長の横田雅房さんは「お客さまの要望もあって販売することにした。販売を始めたのは2021年で、リピーターもいる」と話す。
同店の恵方巻きの具材はエビ、卵焼き、アナゴ、シイタケ、ゆで三つ葉、奈良漬など8種類の具材を入れたもの。急速冷凍し、1月27日~30日の間の指定日に届ける。解凍方法は、「湯煎解凍」を勧めているという。
1月31日~2月2日は、店頭で2種類の恵方巻きを販売。「節分福巻」(1本=1,404円、ハーフ=918円)は、エビ、卵焼き、アナゴ、シイタケ、カンピョウ、キュウリ、奈良漬など8種類の具材を入れる。カニや「特製卵焼き」など同じく8種類を使った「節分上巻」(1,944円)も用意する。
同店では今年一年の福を願い、厄払いの意味を込めて恵方巻きに使う具材の米やシイタケ、ゴマ、カンピョウ、のりなどの乾物類は同店の氏神である「赤坂氷川神社」で祈とうしたものを使う。
横田さんは「恵方巻きは縁起物なので2月2日の夜に、せっかくであれば作法にのっとって家族みんなで今年の恵方『西南西』を向いて丸かぶりしてほしい」と話す。
営業時間は9時~16時(日曜は15時まで)。「『冷凍』恵方巻(2本入り)」の予約は1月20日まで。予約はネットと電話で受け付ける。店頭販売は2月2日まで。