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日枝神社で「月の宴-石見の夜神楽-」 演目「大蛇」を歌とピアノで披露

「月の宴-石見の夜神楽-」のチラシを紹介する「石見神楽東京社中」のメンバ-

「月の宴-石見の夜神楽-」のチラシを紹介する「石見神楽東京社中」のメンバ-

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 イベント「月の宴-石見の夜神楽-」が9月18日、日枝神社(千代田区永田町2)で開催される。主催はNPO法人ちんじゅの森(文京区)。

日枝神社で昨年開催された「月の宴-高千穂の夜神楽-」の一場面

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 同神社境内の特設舞台で開催する同イベント。今回披露する「石見の夜神楽」は、古くから島根県西部の石見地方に伝わる石見神楽。もともと同地方の神職が担ってきたもので、明治時代に地域の人々の手に受け継がれ民俗芸能として多くの人に親しまれるようになったものだという。

 当日は、「石見神楽東京社中」のメンバ-が、暴れん坊の神で知られるスサノオと八岐大蛇(ヤマタノオロチ)の決戦の物語である「大蛇(おろち)」をKurasikaのAsuさんのピアノと行川さをりさんの語りと歌を交えながら披露する。

 同NPO代表理事の森村衣美さんは「数ある演目の中でも、大蛇は石見神楽の代名詞。昨年同神社で行った『高千穂神楽』では、スサノオの悪行により天岩戸(あまのいわと)に隠れてしまったアマテラスを引き戻すことによって再び世界に光がもたらされた、いわゆる『天岩戸神話』を届けた。今回は、その悪行により高天原(たかまがはら)を追い出されてしまったスサノオが地上で大活躍する物語『八岐大蛇神話』を楽しんでいただきたいと思い演目を決めた」と話す。

 「石見神楽はエンタ-テインメント性が高く、華やかでにぎやか。躍動感あふれるダイナミックな大蛇を楽しんでいただけたら。この神楽の時代の変化とともに伝統を更新していく力強さも感じてほしい。大蛇が石見地方の石州(せきしゅう)和紙で作られているのも魅力の一つ」とも。

 19時30分開演。チケットは、大人=3,800円、子ども=1,800円。雨天時は神社の拝殿に会場を移して開催。

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