国立劇場が講座「親子でつくる江戸のおもちゃ」-立体浮世絵を制作

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 伝統芸能に関する資料や図書をそろえる国立劇場伝統芸能情報館(千代田区隼町4、TEL 03-3265-7411)は8月23日、子ども向け夏休み特集講座として「親子でつくる江戸のおもちゃ」を開講する。

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 同館では、毎年夏休みに子ども向けの特集講座を開いており、同講座は毎年好評を得ているもの。今年は、江戸時代中期から明治時代にかけて夏の遊びとして流行した「立版古(たてばんこ)」を親子で作る講座を開く。

 立版古とは浮世絵の一種。「立てる版古(錦絵)」という名の通り、浮世絵を切り抜いて組み立てることができるように設計された、いわば江戸時代のペーパークラフト。多くの場合建築、風景、名所などを題材として扱っている。歌舞伎の芝居や舞台をミニチュア化したものや動きがあるものなどもあり、当時はその種類は千差万別だったという。

 講座では、「立版古」の由来であり、江戸時代を代表する出版文化でもある浮世絵について学ぶとともに、実際にその「立版古」を組み立てて当時の娯楽を体験することができる。

 講師を務めるのは、文京学院大学准教授で日本の近世文学、演劇学、比較日本文化論を専門とする吉田弥生さん。

 開講時間は14時~。応募締め切りは7月29日。

日本芸術文化振興会三鷹市ギャラリーで幕末の浮世絵コレクション展(吉祥寺経済新聞)日仏の融合「フレンチ浮世絵展」-酒で溶いて描いた作品も(天神経済新聞)世界に1本の新種の桜、「名称」公募-国立劇場が正式登録を(市ケ谷経済新聞)

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