赤坂のサカス広場(港区赤坂5)で9月5日、新鮮な旬の野菜や果物を生産者が直接販売する「サカス・マルシェ」が開催された。
同イベントは、農林水産省が立ちあげた「マルシェ・ジャポン・プロジェクト」と連動し、大都市における生産者と消費者のコミュニケーションの場の創出が目的。「地産地消+旬=『旬産旬消』」をコンセプトに、季節に合わせた旬な食材が毎週末サカス広場に並ぶ。
開催初日は、有機野菜の生産者やジャンボ落花生の販売を行う「ノギャルプロジェクト」の店舗など約30店が参加。
「朝採り野菜直売所」の石島一昭さんは、「農業がマスコミなどで盛り上がっているが、結局消費者は安いスーパーに流れている。もっと日本の味を知ってもらいたい。わたしたちの店のおすすめは朝摘みブルーベリー」と、来場者に旬な野菜の食べ方、こだわり、思いを直接伝えた。
サカス・マルシェ事務局は、常時出店を希望する生産者を募集している。「人が集まる場所で、自分が生産したものに触れてほしい、食してほしい、そして元気を消費者にも伝えたいという方に出店してほしい。おいしいものを知っている方はもちろん、食育に興味のある方などに足を運んでもらいたい」と赤坂サカス推進部の來住(きし)さん。
次週からはフラワーアーティストによる「アートギャラリー」も開催。20日は「赤坂氷川祭」が周辺で行われるため、マルシェにみこしや山車も登場する。翌21日は諏訪御柱祭、Jazzフェス、和歌山、新潟フェスなどさまざまなイベントと連動しながらマルシェ会場を盛り上げていく。
開催時間は11時~夕方まで。詳細な開催日は「サカス・マルシェ」のホームページで確認できる。