赤坂氷川神社(港区赤坂6、TEL 03-3583-1935)の祭礼「赤坂氷川祭」が9月19日・20日、行われる。両日ともみこし・山車が赤坂を練り歩き、特に2年に1度開催される20日の「神幸祭」は、赤坂通りを全面封鎖しての盛大な祭りになる。
同祭は、赤坂氷川神社の年間行事で最も大規模な祭事。当日運行するのは15基のみこしと山車。みこしは氏子町内会所蔵のもので、19日には子どもみこしも担がれる。山車は、江戸型山車と呼ばれる幅2.5メートル、長さ5メートル、高さ7メートル以上の大型の山車で、19日に2台、20日に1台が巡行。「氷川山車は全部で9台あるが、破損もひどく原型をとどめていないものも多かった。江戸文化を保存しようと2年前にNPO法人を立ち上げ修復作業を行い、現在、2台の山車の修復が終了している」と赤坂氷川神社の禰宜(ねぎ)・恵川義浩さん。
夕方は境内で盆踊りも開催。「炭坑節」「東京音頭」から「アンパンマン音頭」「ドラえもん音頭」など幅広いラインアップを用意。屋台は「Wakiya一笑美茶樓」「ホッピービバレッジ」「菊乃井」ほか、赤坂の名店などが2日限りの出店を行う。
巡行時間は、19日=13時30分に神社を出発し、15時ごろ赤坂サカス周辺、17時30分に同神社着。20日=11時30分に神社を出発し、昼に赤坂サカスに入った後、赤坂見附方面と東京ミッドタウン方面の二手に分かれ、15 時に解散。以降は、各町内でみこしから神様を移す儀式、神輿渡御(みこしとぎょ)を行う。
両日とも山車のひき手とみこしの担ぎ手を募集している。参加者には昼食と飲み物、オリジナルの手ぬぐいを配布する。参加無料。