博報堂(港区赤坂5)の研究チーム「こどもごころ製作所」が、赤坂のテーブルスタジオタキトー(赤坂6)に「クラヤミ食堂」を4日間の期間限定でオープンする。
クラヤミ食堂は、初めて出会った人々と目隠しをしてサプライズに満ちた料理を一緒に食べる体験型イベント。視覚を奪われた状態で食事をすることで参加者のイマジネーションを刺激し、初対面の参加者同士のコミュニケーションが図られることを狙う。
「今回のテーマは『宇宙旅行』。暗闇の中、五感と想像力を駆使して地球を飛び立ち、月へと向かう約2時間のスペースクルージングを体験してもらう。用意する食事は地球や月、宇宙飛行士をテーマにした宇宙食。既存の宇宙食のイメージを裏切る料理で、参加者の想像力を刺激したい」と広報担当者。
このような試みは、現代人が失いつつある「こどもごころ」を取り戻すための施策のうちの一つ。生活者の気持ちの持ち方を変え、現代社会のゆがみも少しずつ解消することを目的としている。「『こどもごころ』は日本人が本来持っている豊かな感性の象徴。具体的には冒険心、いたずら心、やんちゃさ、リスクを恐れない挑戦心など。現代の大人たちがそうした自由な心持ちを取り戻すことで、社会がもっと元気になることを目指したい」(同)。
営業時間は7月2日・3日=20時~22時、4日・5日=12時~14時、19時~21時。チケットは6月1日から「こどもごころ製作所」のウェブサイトで販売する。料金は9,830円。申し込み多数の場合は抽選。