際コーポレーション(目黒区)は3月23日、赤坂に展開するユズ料理専門の割烹料理店「柚子屋一心居」をリニューアルし、ネギ料理専門の「葱屋一心居」(港区赤坂3、TEL 03-5545-6314)としてオープンした。
「柚子屋一心居」は同社が京都に展開するオーベルジュ「柚子屋旅館一心居」の都内アンテナショップとしてゆずをテーマに展開していた懐石料理店。経営者や政治家なども訪れる店舗で、年配客をターゲットとしていたため、これまで敷居が高く、利用者が入りづらいイメージになっていたことから、客層の幅を広げるため「葱屋一心居」としてリニューアルした。
「葱屋一心居」はねぎをテーマにした懐石料理店。同社は「葱屋」のブランドでねぎ専門の飲食店を10店舗以上展開している。これまでの年配客に加え、若いビジネスマンなどにもターゲットを広げ、客単価も以前より抑えて展開する。同店ではこれまで懐石料理を提供していたことから、他の「葱屋」の店舗とは異なりコースメニューも提供し、これまでの利用客も継続して利用できるようにする。
店舗面積は約40坪、客席数は32席。店内は料亭風の内装だった以前の内装をそのまま残した。ゆったりしたスペースの掘りごたつ式のカウンター16席をメーンに、個室3室も用意する。メーンで提供するカウンター席は調理する姿が見えるようになっており、「利用客が板前と話す」「仕事を見せる」ことに主眼を置いた造りに。店外や店内各所にさまざまな種類のネギをディスプレーし、これまでとは違うイメージの演出で「敷居を下げる」狙い。
メニューは、ネギをしゃぶしゃぶで提供する「葱しゃぶ」(牛=5,800円、鯛=4,500円、豚=3,800円)や、深谷ネギや千住ネギなどの旬のネギを焼いて提供する「葱の黒焼き」(750円)、「葱コロッケ」(850円)、「鮪とネギの香味サラダ」(1,000円)など、ほとんどのメニューにネギを使用。「柚子屋一心居」で人気だったメニューも残し、「ゆず鯛なべ」(4,200円)などを提供する。アルコールは日本酒や焼酎、ワインをそろえる。客単価は7,000円~8,000円。
「気軽に入れる店にしていくとともに、他の『葱屋』とは異なる部分を押し出していきたい」と同店スタッフの大内利一さん。
営業時間は、平日=11時30分~14時30分(ランチ)、18時~23時(ディナー)、土曜・日曜・祝日=11時30分~14時(ランチ)、17時~22時(ディナー)。