東京メトロ溜池山王駅に現在、エキナカワークスペースが試験設置されている。
充電のためのコンセントを完備し、ノートパソコンを置くこともできるテーブル
エキナカワークスペースとは、コンセント、カバンをかけるフック、ミラー、テーブルが備え付けられている駅構内の設備で、利用者が一時的な休憩やノートパソコンを使用することなどが想定されている。
同スペースは、溜池山王駅、表参道駅、銀座駅の3駅に3月30日から順次設置され、今年12月まで設置効果の検証を行うという。溜池山王駅のワークスペースは、銀座線のホーム上と、改札口付近の2箇所に設置。ホーム上には3人、改札口付近には4人が立ったまま利用できるスペースを設ける。
各スペースは、利用中に周囲からの視線が気にならないように、木材で体の半分が覆われる設計になっている。設置されたテーブルは、横50cm縦30cmほどの大きさ。東京メトロの提供する専用Wi-Fi も、登録の上で利用できるという。
東京メトロ広報部の担当者は「ワークスペースの利用を想定しているビジネスマンや学生が多いなどといった理由で、溜池山王駅をはじめとした3駅を試験設置の対象に選んだ。現在のところ多くのお客さまから好評をいただいている。今後他の駅にも設置するかは現時点では未定。改善点を含め、調査を行っている」と話す。