迎賓館赤坂離宮(港区元赤坂2)が2015年2月5日、一般公開を行う。
初公開される迎賓館赤坂離宮別館 游心亭(提供=内閣府迎賓館)
日本外交の一端を担う国の迎賓施設としての迎賓館の意義を多くの人に理解してもらうことを目的に、1975(昭和50)年より毎年、接遇に支障のない時期に参観を行ってきたが、来年4月からは接遇に支障のない範囲で通年公開するのに先立ち、試行的に実施する。
1909(明治42)年、紀州徳川家の江戸中屋敷があった敷地の一部に皇太子の住居である東宮御所として建設された同館本館。1974(昭和49)年には、外国の元首や首相などの来賓を迎えるための迎賓施設として改修された。
今回初めて公開される「迎賓館赤坂離宮別館 游心亭(ゆうしんてい)」は本館の東側に位置し、国賓や公賓に「和のおもてなし」をする施設として、1974(昭和49)年に東宮御所などの設計で知られる建築家の谷口吉郎さんの設計により建設されたもの。敷地内には賓客に日本を感じてもらうため、さまざまな樹木が植えられている。
公開日程は2月5日~18日。水曜日は公開しない。公開時間は10時~17時。入場無料。前庭は自由参観とし定員は設けない。本館・主庭は事前申し込みは不要で各日先着2000人、2月14日~16日と18日は各日3000人を受け付ける。当日の先着順により整理券を配布。年齢制限なし。和風別館は事前申し込みが必要で定員は各日100人。中学生以上。