ANAインターコンチネンタルホテル東京（港区赤坂1、TEL 03-3505-1111）内のパティスリー「ピエール・ガニェール　パン・エ・ガトー」が現在、富士山をモチーフにしたケーキを販売している。

同店のパティシエ森谷孝弘さん

　同店は、3つ星シェフのピエール・ガニェールさんがプロデュースするパティスリー専門店。「常に新しいものを展開して行くという基本理念があるため、原則的には一定期間経過後、新商品に切り替えている。しかし、雪を冠った富士山をイメージしたムースケーキの「モン･フジ」は特に人気があり、今回はお客さまからの要望に応えるかたちで復活した」と広報担当の森さん。

　販売する「モン･フジ」（600円）は、メレンゲの土台に、ムラサキイモとマロンペーストを混ぜ合わせたムースを載せ、中央にはラム酒を利かせたクレーム・ド・マロンとレモンの果汁で煮たアマレナチェリーを入れる。その上には酸味の利いたヨーグルトムースを載せ、表面を生クリームでコーティングすることで雪化粧した富士山を表現。さらに雪が来光によって輝く雪原をイメージし、銀箔（ぎんぱく）を飾る。

　「初夢に見ると縁起が良いとされることわざ『一富士二鷹（たか）三茄子（なすび）』のように、雪に覆われた富士山と、なすび色の鮮やかなムラサキイモでできている。そして当店のパティシエを務める森谷孝弘がガニェール氏からタカというニックネームで呼ばれているので、縁起を担いで来年のお正月に、ぜひ召し上がっていただければ」と話す。

　営業時間は7時～20時30分（土曜・日曜・祝日は8時～）。ケーキの提供は10時から。