飲食店事業を展開するインタープラネット(目黒区)は11月5日、溜池山王に小皿料理をメーンに提供するスペインバル「アネッサ デ バル エスパーニャ」(港区赤坂2、TEL 03-6459-1800)をオープンした。
同店は、同社が赤坂Bizタワーに展開する地中海料理店「アネッサ」(赤坂5)の姉妹店。同社はこれまでカフェ業態の店舗をメーンに展開してきた同社にとって、同店はフードを主体とする業態「アネッサ」2店舗目となる。カフェ業態の店を含め、これまでオフィスビルや複合施設での出店がメーンで、初めて独立した路面店の出店を果たした。
同店のコンセプトは、「いろいろな種類のタパスが気軽に楽しめるバル」。赤坂Bizタワーの店舗は地中海料理としてスペイン、イタリア、トルコなどの各国の料理を提供しているが、同店ではスペイン料理にフォーカスし、バル業態として展開。中でもスペインの小皿料理である「タパス」をメーンに提供し、スピード感といろいろな料理を試せるという多様性をウリにする。「いろいろな料理を試したいという女性客のニーズに応えるのに、タパスという形態が適しているのではという声があったことから、タパスをメーンで提供する店舗を出店した」と同店店長の稲葉聡さん。
店舗面積は16.5平方メートル。席数はカウンター席13席、テーブル席は8~9席。店内は、スペインの古城をイメージし、石とツタをメーンに使用した壁面にした。ステンドグラスやシャンデリアなどアンティーク調のインテリアを使用し「老舗感」を演出する。店舗外観もツタで覆い「印象に残るようにした」(稲葉さん)。
メニューは、「オイルサーディン」(450円)、「真鯛とカラスミのカルパッチョ」(970円)など冷たいタパスと「小エビのアヒージョ」(750円)、「トルティージャ」(550円)などの温かいタパスをメーンにトラディショナルなスペイン料理に独自の工夫を添えたメニューを提供。パエリアやムール貝の料理など定番のメニューも用意。パンやソーセージ、オイルサーディンなどは同店で作った自家製のものを使用、こだわりのメニューを提供する。客単価は4,000円程度。
「『赤坂にあって当たり前』と思われるような地域に密着した老舗店を目指したい」と稲葉さん。
営業時間は月曜~木曜=11時30分~15時(ランチ)、17時30分~24時(ディナー)、金曜=11時30分~15時(ランチ)、17時30分~翌2時(ディナー)、土曜=17時30分~23時。日曜定休。