日枝神社(千代田区永田町2)で4月1日、「入社式」が行われた。
鎌倉時代初期、江戸太郎を名乗った秩父重継がその居館に奉祀(ほうし)したことに始まり、江戸城の鎮守として徳川家とも密接な関わりがあった同神社。日本三大祭りの一つ「山王祭」を行う神社としても知られている。
この日、同神社には出仕や巫女(みこ)をはじめ、結婚式場「日枝あかさか」の職員7人が新たに入社。新入職員は毎月行われている朔旦祭(さくたんさい)の中で神前にて辞令が交付された後、入社式に出席。午後には神前での拝礼作法の稽古も行われた。
出仕として入社した國學院大学神道学専攻科卒の松本直大さんは「このような由緒ある神社で奉仕させていただくことができてうれしい。至らない点もあるかと思うが、精いっぱいお勤めしていきたい」と意欲を見せる。