赤坂サカスに人工雪舞う-長野県が「冬の信州」アピール

サカス広場の「冬の信州」をPRするイベントが開催され一足早い雪が舞った。

サカス広場の「冬の信州」をPRするイベントが開催され一足早い雪が舞った。

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 赤坂サカスのサカス広場(港区赤坂5)で11月18日・19日、冬の信州をPRする「スノーリゾート信州in赤坂サカス」が開催された。

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 近年、スキー場の利用者数は減少傾向にあり、長野県では県内のスキー場の年間利用者数が1992年の2,100万人をピークに減少を続け、昨年度は810万人まで落ち込んだ。長野県同様、他の都道府県でも利用者数は減少傾向にあり、若年層の人口減少や嗜好(しこう)の変化がその要因として考えられている。

 そうした背景から長野県は、従来のスキーやスノーボードに加え、温泉や食など長野県のさまざまな魅力を同時に楽しむ「大人の冬遊び」として「スノーリゾート信州」を提案。スキーブーム世代や「かつてはスキーをやっていたが、現在はやっていない」といった休眠層をメーンターゲットにスキーなどのウインタースポーツと温泉など他のコンテンツを組み合わせた「冬の信州」をアピールすることで、スキー場利用者数の減少に歯止めをかけ、観光客の増加を狙う。

 サカス広場で行われた同イベントは、その「スノーリゾート信州」の幕開けを飾るオープニングイベントとして開催され、赤坂で働くビジネスマンやOLに「冬の信州」をアピール。会場には、雪を実際に楽しむコーナーが設けられ、人工降雪機による一足早い雪が赤坂に舞った。

 また長野県の野沢温泉と渋温泉の源泉から直送された温泉を使用した足湯コーナーや各市町村のブースや特産品を販売するブースも設け、ウインターススポーツ以外の「冬の信州」の魅力も併せて紹介。18日に行われた同イベントには長野冬季五輪に出場した荻原次晴さんも駆け付け、オリンピックの開催地である長野の魅力を語るトークショーが開催された。

 「長野は雪質も良く、良い温泉もあるのでぜひ長野に足を運んでいただき、長野で冬を楽しんでいただきたい」と長野県観光情報センターの同イベント担当者。

 開催時間は11時30分~20時。

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