韓国料理店が数多く立ち並ぶ赤坂で、赤坂韓国人商人協会(港区赤坂2)が今秋、「赤坂韓流(はんりゅう)祭」を企画している。
赤坂で働く韓国人経営者らが集まる同協会。昨年発生した東日本大震災の影響で、多くの韓国人経営者らが経済的な打撃を受けたことから、会員同士の情報交換や地元の日本人商人団体との交流を目的として結成された。赤坂の焼き肉店「金太郎」(赤坂2、TEL 03-5562-3727)の社長、チョン・チェウクさんが中心となり、飲食店、食料品店、美容室、ブティックなど39店が加盟している。
「赤坂韓流祭」は、チェウクさんが韓国の企画会社社長と共同で計画。ライブハウス「赤坂BLITZ」(赤坂5)でK-POPアーティストによるライブイベントを開催し、チケットに同協会加盟店で使用できるクーポン券を添えることで各店の集客につなげる予定。現在、超新星、KARA、T-ARAなど日本でも知名度が高いアーティストに出演交渉をしている最中だという。
企画の意図について、チェウクさんは「韓国料理やK-POPグッズといえば新大久保をイメージする人が多いが、赤坂にも韓国人が経営する店はたくさんある。イベントを通じて、赤坂の店を訪れる方を増やす手助けができれば」と話す。
開催は「10月を目指している」(チェウクさん)という。