赤坂区民ホールで「無声映画上映会」-留学生支援NPO法人が主催

無声映画上映会で上映する予定の阪東妻三郎主演「鯉名の銀平 雪の渡り鳥」のワンシーン。マツダ映画社提供。

無声映画上映会で上映する予定の阪東妻三郎主演「鯉名の銀平 雪の渡り鳥」のワンシーン。マツダ映画社提供。

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 赤坂区民ホール(港区赤坂4)で9月27日、無声映画上映会「漫画からチャンバラまで ~日本無声映画の愉しみ方~」が開催される。アジアの留学生の支援活動を行うNPO法人ハート・コネクションズ(港区港南)とDVD制作会社デジタル・ミーム(渋谷区)が共催で行う。

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 同団体は昨夏、日本で学問・技術・芸術などを学ぶ留学生を支援し、日本文化に触れる機会を提供することを目的に発足。「留学生は年々増加傾向にあるが、学費や生活費を自分でまかわなければいけない苦学生も多い。留学生を受け入れ切れていない実態もあり、もう少しサポートできることがあるのではと思い発足した」と理事長の岩田恵子さんは説明する。

 今回の上映会は、昨夏に品川の寺院で開催した上映会に続き2回目。外国人の住民割合が約1割と国内でも最も割合が高い港区で開催。アジアの留学生だけでなく多くの外国人が日本の文化に触れられる場を提供する。「日本の文化を通して活動を広め、日本の文化を世界に披歴していきたい」と岩田さん。

 上映する無声映画はアニメ映画「黒ニャゴ」「一寸法師・ちび助物語」「のらくろ伍長」のほか、「東海道中膝栗毛」のパロディー「弥次喜多・尊王の巻」、悲劇「己が罪作兵衛」や阪東妻三郎主演の「鯉名の銀平 雪の渡り鳥」の1930年代の無声映画6本。坂本頼光さんが活動弁士として日本語での語り披露。それぞれの映画に英語や中国語、韓国語などの字幕が付く。

 上映時間は18時30分~21時。会費は1,000円。次回は11月に上映会を開催する予定。

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