松屋フーズ、新業態の和定食店「松乃家」―赤坂に1号店

松屋フーズが赤坂に出店した新業態の和定食店「松乃家」の外観。

松屋フーズが赤坂に出店した新業態の和定食店「松乃家」の外観。

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 松屋フーズ(武蔵野市中町)は8月25日、赤坂に同社新業態となる和定食店「松乃家」(港区赤坂6、TEL 03-5545-3220)をオープンした。

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 同社が和定食業態の店舗を展開するのは初。「健康を第一に、手作りにこだわった和食を楽しめる店」をコンセプトに掲げる。近年、和食が日本だけでなく世界的に注目され、高齢化社会や健康ブームなどを背景に和定食業態を採用したという。「特に東京都心では、すでに牛丼店の市場は飽和状態となっており、その中で牛丼に次ぐ新業態の店舗の開発を行い、そのひとつとして出店した」と同社広報担当者。

 店舗面積は約33坪。カウンター席=12席、テーブル席=18席。赤坂という場所柄に合わせて店内は落ち着いた雰囲気の内装にした。ビールのほかに日本酒や焼酎、ウイスキーなども用意し、ゆったりと過ごせる空間を提供する。牛丼店のようなファストフード業態のサービスではなく、テーブルサービスに重点を置いた業態の店舗を展開し、同社の新しい軸とする狙い。

 これまで同社が展開するほとんどの店舗では、「セントラル・キッチン」と呼ばれる工場で野菜や肉を加工し、半分調理された状態で店舗に納品するシステムを採用してきた。新業態店では同システムを採用せず、煮物などの料理も店舗で一から調理を行う。手作りにこだわることで、牛丼店のターゲットである20~30代の男性とは異なる、40~50代の男性や女性客をターゲットとして狙う。

 メニューは、「熟成豚 ロースカツ」(定食=750円)、「熟成豚 厚切りロースカツ」(定食=950円)などの「とんかつ」のメニューをメーンに、「ほっけ焼き」(定食=680円)、「焼き鳥丼」(セット=630円)などの和食をそろえる。そのほか、「お袋の味 肉じゃが」(定食=750円)、「お袋の味 筑前煮」(定食=750円)など「お袋の味」を意識したメニューを用意し「手作り感」をアピールする。想定客単価は1,000円。

 営業時間は11時~23時。

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