赤坂ACTシアター(港区赤坂5)で行われている「赤坂大歌舞伎」に、地元・赤坂中学校の生徒が招待された。
7月12日から上演され、赤坂の街を巻き込み盛り上げてきた同公演。若い人にも歌舞伎に親しんでもらいたいと、赤坂中学校の生徒20人が招待された。「歌舞伎初体験の生徒さんから、とてもためになった、楽しかったと、感動の声をいただきうれしい」と広報担当の柴沼有希さん。
生徒からは「せりふを言う時の言い回しに独特のリズムがあり、役者の人たちのポーズが決まっていて、かっこいいと感じた。ものすごく堅苦しいものを想像していたが、大笑いする場面もあり、こんなに楽しいものだとは思っていなかった」、「知っているようで知らない日本の伝統文化を知る機会となり、とても有意義な時間を過ごせた」、「三味線の音が静かに流れるのも、速いテンポで激しく響くのも、どちらも素晴らしいと思った。大げさだけど、日本っていいなと思った」などと感想が寄せられたという。
同会場入り口には、江戸の街並みを再現した五軒長屋が登場。人形師や江戸指物師などの職人が実演販売で会場を盛り上げ、これらも生徒たちの社会科見学に役立ったという。
チケット料金は、S席=1万3,500円、A席=8,000円、B席=5,000円。上演は今月29日まで。