赤坂ACTシアター(港区赤坂5)で7月12日、「赤坂大歌舞伎」が開幕する。
2008年9月に行われた「赤坂大歌舞伎」では、歌舞伎になじみのない人にも好評を得た。今回、2年ぶりに赤坂で上演を行う。18日間で全31ステージ。
11日に行われた公開舞台げいこでは、中村七之助さんによる歌舞伎舞踊「鷺娘(さぎむすめ)」、中村勘三郎さんらが出演、山田洋次監督が補綴を務める三遊亭円朝さんによる落語が原作の傑作人情喜劇「人情噺文七元結(にんじょうばなしぶんしちもっとい)」が披露された。
囲み取材に臨んだ山田監督と中村勘三郎さんは「この会場では、つい最近『CHICAGO』を見たばかり。赤坂での歌舞伎は初めての体験だが、皆さんに楽しんでもらいたい」(山田監督)、「赤坂の街全体で応援してもらい有り難く思う。自分自身、赤坂は食事などでもよく利用する街。山田監督の映画もそうだけど、『人間っていいな』と思うような作品に仕上がっていると思う。誰にでも分かる作品」(中村さん)と、それぞれ話した。
共演する長男の中村勘太郎さんについては「『おくりびと』でも、この会場でお世話になった。あいつは結婚しても真面目なのは変わらない。海老蔵は結婚してから真面目になってしまったけど…」と話し、会場を沸かせた。
チケット料金は、S席=1万3,500円、A席=8,000円、B席=5,000円。上演は7月29日まで。