映画監督・黒澤明の世界感を食で再現するレストラン「永田町黒澤」(千代田区永田町2、TEL 03-3580-9638)が7月11日、「永田町黒澤マルシェ(朝市場)」を開催する。
同店料理長の佐藤さんが長野・茨城・千葉などの有機農家に実際に足を運び目利きした取れたての新鮮な有機野菜を直売する同イベント。当日は、ブロッコリーやズッキーニ、トマト、リトルキャロット、茄子、キュウリなどが届く予定。
開催の経緯について、佐藤さんは「小規模で一生懸命、真面目に素晴らしい有機野菜を作っている農家があるなかで、それが世に出ないのがもったいないと感じていた。野菜本来の味の新発見をしてもらいたく開催に至った」と話す。
当日は信州地鶏「真田丸」の卵、長野県の完全無農薬米の「八重原舞」、広島県の三國屋から直送した「有明海苔」、福島県の渡辺麹店から取り寄せたみそで作ったみそ汁から成る「こだわりの朝食セット」(500円)も用意する。
「月に一度この朝市を行い、生産者や従業員のモチベーションを上げ、より良い店作りをして客の満足度を今以上にアップさせていきたい。将来は全店舗で開催し、地元の人や街に活気付けていく。イベントを通して多くの人に野菜の素晴らしさと本来の味を知ってもらい、当店の食材のこだわり広めていきたい」と佐藤さん。「生産者、料理人、消費者の三者が輪になったとき、最高の食材、最高の料理、最高の笑顔が生まれる。そうした、一方通行にならない追求された食文化を作り続けたい」とも。
開催時間は9時~15時。車での来場可(駐車場あり)。