黒澤明生誕100周年-「永田町黒澤」が映画ファンの注目集める

元料亭だった建物で情緒漂う「永田町黒澤」。

元料亭だった建物で情緒漂う「永田町黒澤」。

  • 2

  •  

 食文化総研(千代田区永田町2)が黒澤明監督の食卓をテーマに運営する「永田町黒澤」(永田町2、TEL 03-5580-9638)が、黒澤映画ファンの注目を集めている。

[広告]

 2010年3月23日は黒澤明監督の生誕100周年。黒澤監督の台所を切り盛りしていた長女・黒澤和子さんが店舗コンセプトとレシピを監修する「永田町黒澤」は、ファンを受け入れる準備に余念がない。各個室には、黒澤監督直筆の絵コンテが飾られ、広間には映画「影武者」で実際に使用した兜なども展示されている。

 蕎麦席、特別室、個室、広間、別館の5空間からなる同店の席数は155席。料理はコースがメーンとなり、黒豚しゃぶしゃぶコース「赤ひげ」(8,400円)のほか、黒牛のしゃぶしゃぶコース「影武者」(9,450円)や岩手牛ステーキコース「羅生門」(12,600円)など、コース名は黒澤映画のタイトルを冠する。

 しゃぶしゃぶ以外にも、蕎麦打ち名人として知られる広島の名店「達磨」のタカハシ邦弘さんの指導を受けた職人が、そば粉を石臼で自家製粉した粉を丹念に手打ちした蕎麦も提供する。メニューは、「せいろ」(735円)、「おろし蕎麦」(945円)、「鴨せいろ」(1,470円)など。「各地で生誕記念イベントのトークショーや映画も予定されているが、黒澤監督が愛した料理を楽しめるのはここだけ。この機会にぜひ来店してもらえれば」と主任長の新房恒幸さん。「黒澤明生誕100周年に合わせ、『姿三四郎コース 黒豚ロース肉食べ放題』(5,250円)と『合い盛りしゃぶしゃぶ・黒豚ロース肉食べ放題』(7,350円)も用意した」とも。

 営業時間は、平日=11時30分~15時(ランチ)、17時~23時(ディナー)、土曜・祝日=12時~22時。日曜定休。

赤坂経済新聞VOTE

今、赤坂にほしい施設は?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース