赤坂のサントリーホール(港区赤坂1)で3月1日、「サルヴァト-レ・リチートラ コンサート 2010」が開催された。
イタリアのテノール歌手であるサルヴァトーレ・リチートラさんは、2004年に日本デビュー。以来、サン・カルロ歌劇場日本公演での「トロヴァトーレ」、メトロポリタン歌劇場での「道化師」などにも出演し、着実に日本でのファンを獲得してきた。
同コンサートには、指揮・ピアノにリチートラさんの友人でもあるマッシミリアーノ・ブロさん、管弦楽に大阪センチュリー交響楽団が参加した。
?部では、歌劇「アイーダ」より「清きアイーダ」、歌劇「運命の力」より「天使のようなレオノーラ」など、?部では歌劇「マノン・レスコー」より「見たこともない美人」、歌劇「トスカ」より「星は光りぬ」、歌劇「道化師」より「衣装をつけろ」などの名曲を披露。アンコールには「オーソレミオ」や「忘れな草」など5曲を披露し、大ホールに集まった約2,000人の観客はスタンディングオーベーションで拍手を送った。
友人同士で訪れた宮下好子さん(60)は「リチートラさんのコンサートは3回目。朝目覚めたら、まず彼の音楽を聞くことから始まる。魅力はなんといっても声と、その人柄」、田中純子さん(58)は「初めて聞いたけど圧倒された。オーディエンスとの一体感が素晴らしく、とてもエンターテイナーな方」と話した。
4日には兵庫公演、8日には名古屋公演「サルヴァト-レ・リチートラ テノールリサイタル2010」が開催される。