赤坂Bizタワー(港区赤坂5)で現在、特別展示「氷川山車展示・江戸型山車人形展示・提灯(ちょうちん)展示」が行われている。
(左から)「恵比寿」「源頼朝」「翁二人立(おきなににんだち)」
現在赤坂エリアで開催中の企画「赤坂茜彩」に合わせて行う同展示。江戸時代から伝わる山車を活用し、赤坂氷川祭で巡行する「赤坂氷川山車」に飾られる江戸型山車3本と山車人形9体を並べる。山車人形は震災や戦災を免れた文化財で、製作当時の状態をほぼ保っているものもある。
展示するのは、1915(大正4)年に製作された「赤坂田町三四五丁目町会」が保存する「神武天皇」、1928(昭和3)年に製作された「赤坂見附会」が保存する「恵比寿」、1849年に製作された「赤坂一ツ木町会」が保存する「源頼朝」、1910(明治43)年に製作された「赤坂新二町会」が保存する「翁二人立(おきなににんだち)」、1846年に製作された「元赤坂伝馬町町会」が保存する「源頼義」、1853年に製作された赤坂新町五丁目町会が保存する「日本武尊(やまとたけるのみこと)」。
赤坂氷川神社職員の神屋宗太郎さんは「現存する『赤坂氷川山車人形』9体が一つの空間に一堂に会する極めて稀な機会。祭礼時は山車の上にあり、普段は間近で見ることが難しいが、今回は目線の高さで表情や豪華な装束の刺しゅうまでじっくり見てもらえる。そろい踏みする光景は圧巻」と話す。「山車や人形は単なる祭礼の道具ではなく、地域の人々が守り受け継いできた『共同体の絆』の象徴。都心で江戸の祭礼の粋に触れ、地域の伝統文化を再発見するきっかけになれば」とも。
観覧無料。4月末まで。