
日枝神社(千代田区永田町2)境内で3月29日、奉納行事「不二流惟神祭(ふじりゅうかんながらさい)」が行われる。
日枝神社の本殿で披露された昨年のフルート演奏の様子(画像提供=不二流)
同流師範代の松崎真也さんは「不二流は、護身術と武器術などを含む総合武術の流派の一つ。同流の奉納行事は、日本に古くから継承されるさまざまな無形文化遺産を世界に伝え、次の世代につなげていくことを目的に始まり、現在は武術や和太鼓、書道、日本舞踊、箏(こと)などと一緒に奉納する形で行っている」と話す。
当日は、新富太鼓の演奏や約4メートルの和紙と大筆を使った書道パフォーマンス、フルート演奏、不二流宗家大嶋竜太郎さんの演武などを約2時間にわたり披露する。雨天時は本殿での開催となる。
松崎さんは「迫力ある伝統和太鼓やダイナミックな大筆の書道と子どもたちの書道、美しい声楽と優雅なフルートの演奏、昨年末に香港での招待演武でも披露した不二流宗家の妙技の数々と、全ての日本文化が見どころ。晴天時には観覧席も設けるので、自由に気兼ねなく楽しんでほしい」と来場を呼びかける。
14時30分開始。見学無料。