草月ホール(港区赤坂7)で11月29日、「音楽座ミュージカル」の公演「ホーム」が始まる。主催はヒューマンデザイン(千代田区)。
公開プレビューで上演した「ホーム」のダンスシーンの様子(©ヒューマンデザイン 撮影:二階堂健)
音楽座ミュージカルは、1987(昭和62)年8月に旗揚げ。オリジナルミュージカルを創作・上演している団体。
「ホーム」はオリジナル作品で、1994(平成6)年10月に実話をベースに昭和を描いたミュージカルとして初演。世相の推移と家族のあり方を通して、昭和という時代を日本人がどう生きてきたのかを見つめた作品として公演を行ってきた。
今回は初演から30年目を迎えるのを機に、新たな演出で行う。「昔の話ではなく、現代を生きる私たちと変わらない人間の物語であると捉えててもらえるよう、衣装や装置などを昭和のリアルではないデザインを採用し、全体をダンスミュージカルとして構成する」という。森彩香さんと小林啓也さんがダブル主演を務める。
森さんは「『ホーム』というナンバーで始まる当作品は、同じメロディーラインのナンバーでエピローグを締めくくる。この冒頭と結末が、物語を大きく包んでいるのがとても好き。なぜか冒頭で懐かしさを覚え、エピローグで新たな始まりを感じる不思議な作品。物語の流れに思いきり身を託して見てほしい」と来場を呼びかける。
開催日は11月29日・30日、12月1日・6日・7日・8日。料金は、SS席=1万3,200円、S席=1万2,100円、A席=7,700円、U-25席=2,750円。開演時間は公演により異なる。12月8日まで。