ホテルニューオータニ(千代田区紀尾井町、TEL 03-3265-1111)内のペストリーショップ「パティスリーSATSUKI」が9月1日、栗を使った新作スイーツの販売を始める。
例年、栗を使ったスイーツを展開する同店。期間限定で販売する「スーパーモンブラン」(3,780円)は新作で、同ホテル総料理長の中島眞介さんが「和栗本来の味わいを楽しんでほしい」と考案した商品。毎年新しい素材を取り入れ、進化させている。
今年は、イタリア産のマロングラッセを練りこんだアーモンドタルトの土台に、黒蜜あんこ、チョコレートでコーティングした沖縄県産の黒糖を入れたメレンゲ、九州大牟田産の生クリームで包み込んだ熊本県産和栗の甘露煮をのせマロンペーストを搾り覆う。「隠し味」に青ヶ島産の「ひんぎゃの塩」をふりかけ、チョコレートを添えて仕上げる。
同ホテル広報担当の濱川未来さんは「全体を覆うマロンペーストは、『丹沢』『銀寄』など食べ頃を迎えた和栗を使い、和栗の濃厚な味が味わえるように仕上げている。9月1日からは甘みと香りのバランスがいい9月に旬を迎える、あっさりとした味わいで渋みがないのが特徴の兵庫県産の『丹沢』を使う。マロンペーストにする際は生クリームの量を最小限に抑え、和栗本来の味わいを引き出す工夫をしている」と話す。
9月1日からデザインを変更する「新モンブラン」(1,296円)も販売。刻んだ栗を入れたタルト生地の上に、同生クリームで包み込んだ栗の渋皮煮を重ね、茨城県産「いわまの栗」など2種類の栗を使ったマロンペーストを搾りかける。アクセントにチョコレートを添えて仕上げる。
このほか、野バラの実のコンポートやマロンのクリームなどで仕上げた、ピエール・エルメ・パリの「モンブラン ア マ ファッソン」(864円)も販売する。
濱川さんは「旬の食材をたっぷり味わえるスイーツを、今年は秋の夜長のお供『月見団子』ならぬ『月見モンブラン』として楽しんでほしい」と話す。
営業時間は11時~20時。「モンブラン ア マ ファッソン」は12月19日まで、「スーパーモンブラン」は2025年1月31日まで。