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サントリーホールで「サマーフェスティバル」 現代音楽を3つの企画で紹介

「アルディッティ弦楽四重奏団」のメンバー©Manu Theobald

「アルディッティ弦楽四重奏団」のメンバー©Manu Theobald

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 サントリーホール(港区赤坂1、TEL 0570-55-0017)で8月22日、現代音楽を紹介するイベント「サントリーホール サマーフェスティバル 2024」が始まる。

テーマ作曲家のフィリップ・マヌリさん©Tomoko Hidaki

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 サマーフェスティバルは同ホール開館時の1987(昭和62)年から毎夏開催する現代音楽の祭典。2018(平成30)年からは「サントリーホール サマーフェスティバル」として、「ザ・プロデューサー・シリーズ」「テーマ作曲家」「芥川也寸志サントリー作曲賞選考演奏会」の3企画で開催。企画ごとに公演をひも付けて行う。

 「ザ・プロデューサー・シリーズ」は、「アーヴィン・アルディッティがひらく」をテーマに今年創設50周年を迎える「アルディッティ弦楽四重奏団」が室内楽コンサートやオーケストラ・プログラムを披露する。

 「テーマ作曲家」企画の「国際作曲委嘱シリーズ」では、テーマ作曲家のフィリップ・マヌリさんを迎え、「作曲ワークショップ×トークセッション」「室内楽ポートレート」を行うほか、委嘱新作初演演奏会の「オーケストラ・ポートレート」では初演奏となる「『プレザンス』空間化された大オーケストラのための」など5曲を披露する。

 「芥川也寸志サントリー作曲賞選考演奏会」では、「第34回芥川也寸志サントリー作曲賞候補作品」から3作品を披露するほか、「第32回芥川也寸志サントリー作曲賞受賞記念サントリー芸術財団委嘱作品」として波立裕矢さんが手がけた「『空を飛ぶために』打楽器とオーケストラのための」を初披露する。

 同ホール広報担当の伊藤雅美さんは「『私たちが生きるこの時代』」に創られた現代音楽作品を聴いたことがある方もない方もいるかと思う。この夏は涼しい当ホールで、感覚を研ぎ澄まして、音楽に身を委ねてみてほしい。『耳が目覚め、頭に響き、圧倒的斜め上』の新しい体験ができると思う」と来場を呼びかける。

 チケットと開演時間は公演ごとに異なる。8月29日まで。

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