平河町の日本料理店「下関春帆楼(しゅんぱんろう)東京店」(千代田区平河町2、TEL 03-5211-2941)が現在、期間限定でフグの白子料理を提供している。経営は春帆楼(港区)。
同店の本店がある下関では昔からフグのことを「ふく」と呼んでおり、「福」の意で縁起を担ぐ食材とされる。「白子祭り」として提供するコースは2種類。「白子付きふくコース」(2万900円)は、「とらふぐ薄造り」「とらふぐ白子料理」「とらふぐちり鍋」「とらふぐ唐揚げ」など8品が付く。
「白子付きふく会席」(1万8,150円)は、会席をベースに、フグ料理と白子料理を提供するコース。メニューには「季節の吸物」「とらふぐ薄造り」「季節の焼き物」「とらふぐ白子料理」「とらふぐ雑炊」など9品が付く。
コースのオプションとして単品料理も用意する。「白子酒蒸し」は、霜降りした白子を酒や昆布だしとともに蒸し上げる。「白子焼き」は、表面に振り塩をして遠火で焼き上げて提供。このほか、裏ごししたふぐの白子を日本酒と合わせた濃厚な味わいの「白子酒」(以上4,950円)なども用意する。
春帆楼企画営業課の白川綾子さんは「とらふぐの白子は雄1匹から1対のみしか取れない貴重なもので『海の宝石』とも呼ばれる。白子は産卵期前の最も寒い時期の1月~3月ごろに大きくなり、栄養分が豊富に含まれる旬の時期。希少な白子は数に限りがあるので早めの予約がお勧め。クリーミーで濃厚な絹のような白子をぜひ楽しんでほしい」と話す。
営業時間は、11時30分~14時30分、17時~22時。日曜・祝日定休。要予約。予約は利用日の2日前まで。サービス料別途。3月31日まで。