赤坂の老舗和菓子店「とらや 赤坂店」(港区赤坂4、TEL 03-3408-2331)が7月18日、土用の入りに合わせた和菓子を3日間限定で販売する。
土用は、暦の立春・立夏・立秋・立冬前の18日間を指すが、現在では一般的に立秋の前の夏の土用が知られている。土用の入りには、暑さ負けをしないよう、所によって砂糖や小豆入りの餅を食べる習慣がある。
同店では、今年の土用の入りに当たる7月20日を前に、黒砂糖入りのあんを使った「土用餅」(324円)を販売する。とらやの土用餅は、餅をあんで包んだ生菓子。1個の重さは50グラムで、滑らかな口当たりに仕上げているという。
夏向けの商品として、水ようかんも販売している。定番の味は4種類。「水羊羹(ようかん)御膳」は、すっきりとした甘みのこしあんを使った商品。「水羊羹 小倉」は、豆の食感を大切に作っているという。このほか、抹茶と白あんを使った「水羊羹 抹茶」、沖縄県・西表(いりおもて)島産の黒砂糖を使い、こくのあるまろやかな味わいに仕上げた「水羊羹 黒砂糖」(以上324円)をそろえる。
とらや広報担当の龍旭佳さんは「厳しい暑さが続いているが、先人の知恵にならい栄養豊富な小豆を使った和菓子を食べて暑気払いをしてほしい。土用餅は冷たいお茶と一緒に、水ようかんは食べる直前に1時間程度冷やして頂くのがお勧め」と話す。
営業時間は9時~18時(土曜・日曜・祝日は9時30分~)。12月を除く毎月6日定休。「土用餅」は7月20日まで、「水羊羹 御膳」「水羊羹 小倉」「水羊羹 抹茶」「水羊羹 黒砂糖」は8月下旬まで(いずれも準備数に達し次第終了)。