企画展「AKASAKA ART PROJECT 赤坂EMAKI」が現在、「赤坂Bizタワー SHOPS&DINING」(港区赤坂5)で開催されている。
赤坂の街の風景を切り取ったさまざまなイラストを飾る同展。イラストレーターの遠山晃司さんがすべて描き下ろし、約30枚を飾る。企画者の一人、TBSホールディングス(同区)の浅野太郎さんは「今年2月に開催予定だった飲み歩きイベント『茜祭り』が新型コロナウイルスの影響で中止になってしまい、つながりを消したくないとの思いから企画した」と説明する。
イラストは、TBSや赤坂Bizタワー、赤坂氷川神社、勝海舟および坂本龍馬像、陶磁器および和食器販売店「陶香堂」、居酒屋「まるしげ 夢葉家」、そば店「沙伽羅」、米菓子専門店「赤坂柿山」、和菓子店「赤坂青野」などをモチーフに描く。各店の店主や、芸者なども登場する。
浅野さんは「現代の洋風の赤坂を絵巻にしたかったことから『EMAKI』と名付けた。明るく、活気ある赤坂の街と人々を絵でポップに表現したかった」と話す。「地元在住の人たちは、絵を通じてより街に親しみを感じてほしい。赤坂にあまり縁がないという人は、歴史があり、老舗店舗が並び、高層ビルが佇(たたず)むさまざまな文化がある赤坂の新しい一面を知っていただきたい」とも。
4月28日まで。